持続するNO TRUNKS

国立駅南口3分ジャズバーです

2010-01-01から1年間の記事一覧

新年明けましておめでとうございます。

旧年中はご贔屓を賜りまして誠に有難うございました。今年も宜しくお願い致します。昨年は喜びや苦悩が交錯した複雑な年でした。60歳の節目には色々な事が一度に起るようです。皆様にはお変わりありませんでしょうか。 昨年スタートした「シリーズ 極める…

12月24日(金)vol.553

フロントの二人やくるみさんの素晴らしさを何度もお伝えしているが、今回はリズムの二人、吉野さんと藤井さんの魅力を一つ。私が二人の名を目にしたのは、坂田明の1981年ドイツでのライヴ・アルバム「ダンス」であった。これは山下洋輔トリオ脱退後の坂…

 12月17日(金)vol.551

当店レギュラーバンドの筆頭格、松風鉱一カルテット。2003年初頭から当店に出演しはじめ、2005年3月に当店でライヴ録音された「プライヴェート・ノーツ」がCD化されている。初出演から計算しても8年、結成からだと10年位は経っているのだろう。誰…

本日です。

12月15日(水)7時〜■シリーズ「極める!」 参加費500円 「チェット・ベイカーを極める!」 ミュージック・マガジン等でお馴染の音楽評論家、宮子和眞さんに解説をお願いします。自前のモノーラル・カートリッジを持参して、米欧オリジナルのアナロ…

12月10日(金)vol.550

11月で71歳になられた渋谷さん。峰さんも来年2月で67歳。それにしてもお二人とも元気だ。共に10歳ほどは若く見える。何時も女性に囲まれているせいかな、渋谷さんは。パワージャズでの峰さんのパワフルな演奏には目を見張りました。渋谷毅p×峰厚介t…

12月3日(金)vol.548

国立市と忌野清志郎氏の結びつきは有名だけど、梅津氏と片山氏も国立とは縁の深い人なのです。梅津氏は国立音大が国立に有った頃の卒業生だし、片山氏は国立のアパートに長く住んでいたし。二人の所属していた生活向上委員会は、国立に店のある(最近復活し…

11月24日(水)7時〜■シリーズ「極める!」 参加費500円「リチャード・トンプソンを極める!」 11月17日にP−VINEから新作の国内盤が発売されたリチャード・トンプソンの、60年代から新作までのキャリアを総括します。ミュージック・マガジン「…

11月18日(木)7時〜■シリーズ「極める!」 参加費500円

「ブライアン・ブレイドを極める!」 油井さんや粟村さんの評論に共鳴し、スイング・ジャーナルを教科書代わりに、ジャズを探求した1960年、70年代。SJが4ビート回帰などと戯言を書き連ねる御用雑誌になった80年以降、私は完全にミュージック・マガ…

今週の3連続ライヴ

曖昧模糊*1289414963*[ライヴ案内]11月12日(金)vol.542中央線ジャズ!?曖昧模糊なジャズ。でも私は信じている。ジャズの本道であり、真髄だと。石田と吉田はその中央線ジャズを継承する数少ない若手。私の信頼するジャズです。石田と吉田=石田幹雄p…

11月5日(金)vol.540

国立在住の、多くの肩書をもつF氏が絶賛するからばかりではありません(もちろん多少はありますが)。私は西荻に住んでいた遥か昔から現代詩に感じるものがありました。友人の友人は白石かずこさんでしたし。ジャズやロックと詩の融合には興味以上のものを感…

10月29日(金)vol,538

虎シリーズ第二弾!1950年、1962年、1974年、寅年生まれの三人衆です。それぞれが年齢に相応しく年を重ねていて嬉しくなります。日本のジャズを面白くしている代表選手でしょう。なんか、当店レギュラーバンドにしたくなりました。林栄一as×安東…

10月22日(金)vol.537 今年も後2ヶ月ほどで終わる。終わる前に是非やっておきたかったのが虎シリーズ。なんのことはない、寅年生まれの人をミックスしてみようという、たわいない企画。林栄一1950年生まれ、60歳。スガダイロー1974年生まれ…

10月15日(金)vol.535

「渋さ知らズ」卒業後、拠点をベルギーに移し欧州を中心に活躍するチューバ奏者の高岡氏。今回は欧州で共演を重ねるピアニストを招きました。ドラムの山本氏はまだ20代ながら即興派のドラマーとして頭角を現す注目の人です。高岡大祐tuba,ジョヴァンニ・デ…

10月8日(金)vol.534

次々と新しいアイデアを提示し意欲的な音楽活動を展開する竹内氏。まるで違うDNAを備えた如く新たな地平の音楽を目指す市野氏。地味な印象ながら、驚異のテクニックで音と対話する是安氏。竹内直 sax×市野元彦g×是安則克b 弦とSAXが織りなす未体験サウンド。…

10月4日(月)独壇場プラスvol.10 開演9時、1ステージのみチャージ1000円

石田幹雄p+佐藤帆ts 久しぶりの帆さん、一皮むけているのか?

10月1日(金)vol.532

フリューゲルホーン、ピアノ、フレットレス・ベースと変わった楽器編成。フレディのジャズ・ロック的サウンドを彷彿させます。土濃塚隆一郎tp3=清水絵理子p,織原良次eb 最近共演機会の多い清水さん。 10月2日(土)vol.533ピアノばかりが過大にもてはや…

9月24日(金)vol.531

昼間は大企業のOLとしてバリバリと仕事をこなし、たまの夜にジャズ・バーに出没し、シンガーとして粋な歌を聴かせる。二つの顔をもつ濱さん、遂に念願のCDを完成させました。濱のぞみvo3=宮野裕司as,小泉清人g 国立在住のジャズ・シンガー濱さんの、初アル…

9月17日(金)vol.528

当店では「ジャズ・ギター列伝」の講師としても人気の平井氏ですが、久しぶりの本職ギター奏者としての登場。世界的にも珍しいトリスターノ理論を探求するバンドです。いつの間にか、メンバーの人たちも独自の活動を展開し目が離せない存在に。平井庸一g5=…

9月10日(金)vol.526

本人も認めているが、渋谷さんはギターと共演するのが好きらしい。永き相棒の石渡明廣氏や広木光一氏。最近では 助川太郎氏とこの市野元彦氏がお気に入りのギター奏者らしい。リード、伴奏、メロディ、リズム。双方が自在に展開できるから楽しいのだろうか。…

9月3日(金)vol.524

その場限りのセッションではなく、当店でのみ組織されたレギラー・バンドが何組かある。松風&小森クインテットや太田朱美カルテットがそうだ。それらは、いつの日かレコーディングしてアルバムを発売したいと思うバンドたち。宮野裕司カルテットもそんな中…

8月27日(金)vol.522

当店2回目のトリオ。大友良英が率いたグランド・ゼロのメンバーだった広瀬、高柳昌行の晩年を支えた井野、アルタード・ステイツ〜大友良英ニュージャズ・オーケストラ等の駆動エンジン、芳垣。この三人が集まれば凄いことになるのは火を見るよりも明らかな…

8月20日(金)vol.521

実に久しぶりのライヴです。ヴァイオリンとギターによるジャズ〜プログレ〜ワールド・ミュージック的展開。スリリングで情熱的なそのサウンドは無国籍でエロチック。深紅のバラをくわえた美しい娼婦のようだ。Pere-Furu=鬼怒無月g,勝井祐二vl 前回はいつだ…

8月13日(金)vol.519

松風氏とくるみさんはサックス・ワークショップ以来、吉野氏と藤井氏は坂田明トリオ以来、松風氏と吉野氏はポルト以来の盟友。新宿ピットインや西荻アケタの店に脈々と受け継がれるまさに「中央線ジャズ」の代名詞。ジャズは年と共に古びるものではないこと…

8月6日(金)Vol.517

渋さ知らズや片山広明CO2等でで共演歴も多い二人。最近では目指す方向が少し違ってきたようで、数えるほどしか共演の機会がない。フリーとケイシキの狭間を揺れる、二人の巨大な音楽魂をお楽しみください!季刊Yoshigaki 10夏 芳垣安洋ds×加藤崇之g 色々な場…

7月30日(金)vol.515

松風さんって、「昔よりバリバリだよね」。お客さんの誰かが言いました。「確かに美青年だった昔より、中年太りの今の方が説得力増しているよね」、と私。こんな具合に年齢と共に、加齢臭ではなく、ジャズの体臭を増加させる人ってそんなに多くはいないんだ…

7月23日(金)vol.513

昨年のアラン・トゥサン、そして今年のモーズ・アリソン。ジョン・ヘンリーが再生させたおじいさんが素晴らしい。キーワードはブルースとジャズの再会。元々同じ親から生まれたのだから血は争えないはず。 彼らと同じ音楽を、長見順に私は感じる。何十年か後…

10年目の命日

7月25日(日)7:00〜十年ひと昔と言います。ちょうど10年前の2000年7月26日に亡くなった川端民生さんも、ひと昔前の人となったのでしょうか。 北海道から上京し、本田竹広、渋谷毅、浅川マキ、古澤良冶郎、山下洋輔、林栄一、小沢健二・・・…

■アナログの日vol.6 

7月17日(土)7時〜過去の名盤の廉価ラッシュ。ブルーノート、プレスティッジ、リバーサイド、ヴァーヴ・・・。 あと数年もすれば名盤500円なんて時代も来るだろう。私の勝手な予想だが、この先CDの価値はドンドン下がり、アナログの価値が上昇するだ…

7月16日(金)vol.512

今年の1月に林氏がめでたく還暦を迎え、猛烈団塊アルト三人衆も昔なら老人と呼ばれる域に揃って達した。それぞれが己の信じるジャズを邁進する様は、こんな時代だからこそよけいに感動させるものがある。 爆発とユーモアと哀愁が交錯するジャパニーズ・ジャ…

7月10日(土)vol.511

2度目のシュンさん。そして共演は当店初の信正氏。彼は、ドラムの森山威男氏が今最も信頼するピアニストである。最新作「サーカスの夜」でも二人の息づかいが記録されているが、生音で実体験できるわけだ。酒井俊vo×田中信正p 日本語とジャズの見事な融合、…