12月24日(金)vol.553
フロントの二人やくるみさんの素晴らしさを何度もお伝えしているが、今回はリズムの二人、吉野さんと藤井さんの魅力を一つ。私が二人の名を目にしたのは、坂田明の1981年ドイツでのライヴ・アルバム「ダンス」であった。これは山下洋輔トリオ脱退後の坂田最大の傑作である。坂田も凄いが当時20代の若手だった吉野と藤井も凄い。あれから30年。耐えを知らない二人の、若々しいバネのあるリズムを堪能していただきたい。
松風鉱一sax&小森慶子sax5=清水くるみp,吉野弘志b,藤井信雄ds
師弟コンビ双頭バンド、拡大してクインテット編成に。
12月25日(土)vol.554
この4人の最大の魅力を一言でと問われれば。「静寂の響き」と答えるだろう。最小の音量で最大の感動を呼び起こすことに4人が4人ともに長けている。日本人が奏でる北欧風味なジャズ。アート・ファーマーとジム・ホールの「スエーデンに愛をこめて」の世界かな。
宮野裕司as4=中牟礼貞則g,吉野弘志b,池長一美ds
青い炎!静謐のカルテット!
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