持続するNO TRUNKS

国立駅南口3分ジャズバーです

2011-01-01から1年間の記事一覧

7月15日(金)vol.602 偶然ですが、今週は暑い夜にはうってつけなライヴが続きます。 宮野さんのデスモンド張りクール・アルトを中心に、音圧を抑えたタペストリーな音たちが連なります。これを「渋い!」と言わずして何と云うのでしょうか。宮野裕司as4…

7月8日(金)vol.600 夏の暑い昼下がり。松風や水谷や外山の名を見ると少し涼しくなる。浜辺の松林にふく風であったり、渓谷の滝であったり、高い標高の山里だったりを連想するからだ。で、加藤崇之はどうかと言うと、困るが。藤棚の虎退治かな。 暑さで頭…

7月1日(金)vol.599 前回3月12日に予定されていたコンペイトウのライヴは当然のように中止された。前日3月11日の大震災の時にはまだそれほど認識されていなかった震災の規模がやっと認識され、皆が戦慄した日だった。 あれから、楽しくない春が来て…

6月24日(金)vol.598 渡辺貞夫氏がバークリー留学から帰国し、学んだその知識を若手に広めていったのが60年代。そこから菊地雅章や富樫雅彦等多くの人材が巣だっていく。 時は流れ2010年代。海外で学んだり、活動したりするのは当たり前のような気…

6月17日(金)vol.596共に還暦を過ぎてもなお盛んな二人。何が盛んかって?アレですよ、アレ。 演奏に決まってるじゃないですか。 「フォー・サウンズ」、天才ピアニスト守安祥太郎が率いた歴史的バンドの名を引継ぎ(内田修氏が命名)90年前後の3年ほ…

6月10日(金)vol.5952回目の「3ギターズ」です。我が国ジャズギター界の至宝、中牟礼貞則氏と、ジャズギターの新しい地平を切り開く市野元彦氏を軸に、第3のギター奏者をミックスし、三者の調和と差異を楽しむ当店特別企画です。3guitars=仲牟礼貞則…

6月3日(金)vol.593 石田君が大枚はたいて自主制作した新作「瞬芸」のメンバー。高円寺のペンギン・ハウスを根城にするのでペンギン・トリオとも言われていて、CDの絵柄も三匹のペンギンが描かれている。石田幹雄も含めて、亡き古澤良治郎の忘れ形見バン…

5月27日(金)vol.591 渋谷さんが最高に信頼するギター奏者は石渡氏だ。個性的で斬新なギターの味わいは他の追従を許さない。癖のある深みのある自作曲の数々は、モンクの楽曲にも匹敵するほど。二人のグループ「月の鳥」に外山氏が加わる。現在の渋谷オー…

5月20日(金)vol.589年に1度か2度、ピットインの3デイズとかの、企画ものにしか出演しないDUBが、遂に当店に登場する。私とDUBとの付き合いは、1982年の冬、「デンジャー」のデモテープ作りのお手伝いをしたことから始まる・・・。デビュー作「プ…

5月13日(金)vol.587 野性的と思わせて、繊細だったり。その逆だったり。この二人は明らかに前者。スタンダードからフリー、民族音楽、あらゆる音楽を独自の解釈で再構築する。楽しみなデュオだ。板橋文夫p×川嶋哲郎ts これは貴重なDUO。昨年7月以来の…

5月6日(金)vol.585

パイプラインと言えばベンチャーズ、いやオリジナルはシャンテイズ(知らんよな)ではなくて、Miyaが結成した新しいアプローチ。フルートと石油管路を引っかけた命名と思われる。自由への飛翔なのだろうか。Pipe-Line=MIYA fl&山岸直人ds 意欲的なMiyaの新…

4月28日(木)vol.582

ベースの立花氏を相手に、ニギヤカにシットリと、5月2日忌野清志郎ロックン・ロール・ショーへの助走としたいと思います。梅津和時as×立花泰彦b デュオです。 の予定でしたが、ハシケンさんとかがゲスト参加するかもとの情報あり。Hugアーティスト: ハシケ…

助走 光明 ハコベ

ライヴ案内][イベント案内] 4月28日(木)vol.582 木曜日ですが来日中のピアニスト、ロッド・ウイリアムスを迎へてのライヴを企画しておりました。しかし福島第一原発の事故のためロッドは来日中止となりました。 今宵はベースの立花氏を相手に、ニギヤカ…

■シリーズ「極める!」 参加費500円+飲食をお願いします。 5月1日(日)6時〜(日曜日のため早めてスタート)「忌野清志郎を極める!」 解説は「清志郎を聴こうぜ!」の著者でコテコテ評論家の原田和典さん。翌日2日は三回忌、武道館ではイヴェントも…

4月14日(木)7時〜■シリーズ「極める!」 参加費500円 「ブルース・スプリングスティーンを極める!」解説は著書「スプリングスティーンの歌うアメリカ」でお馴染の五十嵐正さん。 4月15日(金)vol.578 当店のみでしか聴けないバンドはどれもお…

[イベント案内  新譜を聴く、春

■新譜を試聴する会。4月17日(日)6:00〜恒例Promotion at weekend nightのご案内新譜を試聴する会。2011春 延期されていましたが、日時が決定しました!D.J.はディスク・ユニオン渋谷ジャズ&レアグルーヴ館の後藤氏です。Live in Marciacアーテ…

ブルース・スプリングスティーンを極める!

■シリーズ「極める!」 参加費500円+飲食をお願いします。 4月14日(木)7時〜 「ブルース・スプリングスティーンを極める!」 解説は著書「スプリングスティーンの歌うアメリカ」でお馴染の五十嵐正さん。スプリングスティーンの歌うアメリカ作者: …

■シリーズ「極める!」 参加費500円+飲食をお願いします。 4月21日(木)7時〜「ミルトン・ナシメントを極める!」 解説は「中南米音楽」のケペル木村さん+エリカワ氏=ディスク・ユニオンとナギラ氏=珍屋Courage (Dig)アーティスト: Milton Nasci…

4月8日(金)vol.576小さなお子さんがいる方は心配ですね、この震災は。今回は安ヵ川さんの仕切りとなりました。自己のレーベルD-musicaを立ち上げ、演奏者であるばかりか制作者、レーベル・オーナーとしてもジャズを援護する安ヵ川氏。頭が下がります。も…

4月8日(金)vol.576 安カ川大樹b3=高田ひろ子p,加納樹麻ds ジョナサン・カッツ氏の事情で急遽変更となります。

4月1日(金)vol.574ジャズにあまり詳しくない一橋大の学生が「滅茶カッコいい!」と感嘆の声をあげた。石渡の作る曲は、毒と悪と甘美さに溢れていて、バブル昭和の危険な香りがする。まるでウルマーやシャノーンがいたコールマンのバンドほどに、私を痺れ…

大震災に遭遇された皆様。お見舞い申し上げます。犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申しあげます。

節電を心がけつつ、当店は今週末よりライヴ&イヴェントを再開します。 計画停電や交通事情等によって、中止せざる事態になることもあると推測されます。その場合はTwitter/notrunksやホームページhttp://notrunks.jp/でお知らせします。3月25日(金)vol…

3月18日(金)vol.571申しわけありませんが、臼庭さんの体調や諸々の状況を鑑み、この夜のライヴは延期させていただきます。御了承くださいませ。松本茜p&臼庭潤ts 現在、臼庭4のメンバーでもある茜さん。臼庭氏は当店初です。3月19日(土)恒例Prom…

皆様お怪我はありませんか?お住まいは異常ありませんか? 当店は食器が10枚ほどとウイスキーのボトルが2本、それとスピーカーの上のシーサーが軽傷、の被害にあいました。申しわけありませんが、地震の影響でエレベーターが動かないこともあり、本日予定…

3月11日(金)vol.569

7弦ギターの山田氏が参加したppsは初めて。それにしても7弦とは珍しいが、ブラジルでは普通なのだろうか。久しぶりの青木氏のトロンボーンも加わって賑やかになるのは疑いなし。陽気なリズムとメロディが春の扉をノックする。PPS=渡辺隆雄tp,小澤敏也pan,…

3月4日(金)vol.567

昨年発売された、竹内氏のバス・クラリネットだけで通したアルバム「オブシディアン」は、選曲の妙もあって実に味わい深い作品であった。聴いた回数では新譜の中でおそらくトップだろう。共演者も華やかだったが、その中でも燻し銀の光沢を放ったのが中牟礼…

2月25日(金)vol.566

昨年発売されたスガダイロー「渋さ知らズを弾く」は、スガのピアノの魅力は当然だが、ベース奏者としての不破大輔を再確認させてくれた見事なアルバムだった。こんな風に黒く重いベースを弾く人がアジアにいることが嬉しい。知らズごー=不破大輔b,スガダイ…

2月18日(金)vol.564

普通のスタンダードではなく、一癖も二癖ありそうな曲を選んで料理する。 くるみさんのピアノは繊細で激しい。それは女性ならではの輝きを放つ。 残念ながら今回、津上さんはお休み。インフルエンザに感染してしまったのだ。 違ったくるみさんが楽しめるかも…

2月11日(金)7:00〜恒例Promotion at Weekend nightのご案内

平井庸一のジャズ・ギター列伝 vol.4 「初期のジョン・マクラフリン」 ギター奏者、平井庸一氏によるギター講話。チャージ500円。 2月12日(土)vol.563宮下さんをヨーロピアンテイスト溢れるピアニストとお客様に紹介された。しかし前回の当店でのラ…

2/11講演のおしらせ : 世界初のコンテンポラリー・ジャズ・ギタリスト

●2011年 2/11(金) 国立ノートランクス平井庸一のジャズ・ギター列伝 Vol.4 初期のジョン・マクラフリン国立ノートランクスでのジャズ・ギター講演、第4回目は、ジョン・マクラフリンを取り上げます。現在でこそパット・メセニーをはじめとして、カート・ロ…